転職をする時、履歴書や面接で「自己PR」と「志望動機」は必ず尋ねられる項目です。ですが自己PRと志望動機を考えていて、気が付いたら同じような内容になってしまっていることはありませんか?
志望動機はあなたがその会社に就職したい理由、自己PRはあなたがその会社に就職したいとPRする内容、どちらも同じじゃないの?と思ってしまいますよね。
私も転職を2度ほどしましたが、自己PRと志望動機を書くとき同じような内容にならないように苦労した思い出があります。
そんな時は、あなたがもし面接をする立場だったら、自分の会社に入る人のどんなことが知りたいかを想像して、しっかり仕分けをすることが大切です。
では、具体的なポイントをこれからいくつか紹介させていただきます。
まず「志望動機」ですが、これはあなたがその会社に入社したいと思った理由を伝え、どれだけ入社したい意欲があるかを面接官にアピールする質問です。
あなたがその会社をどうやって知り、どのようなところに惹かれて応募したのか、なるべく具体的に思い出してみてください。そして、その内容を志望動機に盛り込んでいきます。
「御社の企業理念に共感して、入社したいと思いました」これでは抽象的すぎて、少し嘘くさい印象すら受けてしまいます。
「御社のサイトを拝見し、業務内容のの○○○と書かれていたところにとても興味を持ち、自分もこのような仕事に関わりたいと考え応募しました」
これならどうでしょう。前者の言い方とはかなり印象が違いますよね。
具体的になりすぎて長いスピーチになってしまってはダメですが、ある程度具体的に志望した時の状況や動機を伝えれば、きっと面接官もあなたの志望動機に納得、共感してくれるでしょう。
次に「自己PR」ですが、ここではあなたがその会社に入社した時どのように貢献できるかをアピールする質問です。
志望動機と内容がかぶる可能性もありますが、ニュアンスが少し違ってきます。例えば志望動機が「御社の事業内容を見て、自分の得意分野を活かせそうだと思い志望しました」だと、自己PRも似たような感じになりそうな予感がしますよね。
ですが、自己PRでは具体的に伝えたいポイントが志望動機とは全く違います。ポイントは「あなたが会社に貢献できる」ことをPRすることです。
まずあなたの知識やスキル、今まで経験を具体的に洗い出してみてください。そして、その会社に入社した時に活かせそうなものを抽出し、それを盛り込んだPR文を考えていきます。
もし可能なら、あなたが会社に入社した後にどのようなことにチャレンジしてみたいかまで想像して盛り込めば、なおいいです。
そうはいっても、入社してみないとどんな仕事をするかわからないし・・・と思うかもしれませんが、そこは多少ズレていても働く意欲が大きいと理解してもらえますので、どんどん遠慮せずPRしましょう。
まとめると、「志望動機=あなたが入社して働きたい意欲をPR」「自己PR=あなたが入社後にどのように貢献できるかをPR」つまり、伝えたいポイントが違うのです。
もし同じようなネタになってしまっても、伝え方を変えることで充分にPRすることができるので、無理に新しいネタを考える必要はありません。
大切なのは、どう言えばあなたの魅力や気持ちが伝わる言い方になるかです。あなたが面接官の気持ちになって考えてみてくださいね。