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中高年での転職の就活にはさまざまな悩みがつきものですが、その中の一つが、自己PRの書き方ですよね。

私も今の仕事に転職するとき、すでに中高年と呼ばれる年齢になっていました。なので、今のあなたと同じような悩みを経験してきたと思います。

その時、私がどう対処したか、ささやかではありますが自分の経験を踏まえながら、お話ししますね。

中高年の場合、自己PRに盛り込むべきものは、これまでの経歴や実績がメインになります。企業側は当然即戦力を期待しているでしょうから、「私はこういうことができます」ということを、明確にアピールすると効果的なわけです。

具体的な書き方としては、「私はこういう企業のこういうセクションでこういう仕事をし、こういう実績をあげてきました。その経験を御社で最大限に生かしたいと思っています」というスタイルが一般的でしょう。

ただ、注意しなければならないことがあります。それは、自慢話のようなアピールの仕方をしないこと。中高年で、特に実績の豊富な人は、「これでもか」とばかりに強い表現をしがちです。

自己PR欄の文章表現が尊大な印象を与えるのは避けなくてはなりません。経歴はあくまでも客観的に、冷静にアピールすべきなんですよ。謙虚さを意識して、冷静な表現を心がけるといいと思います。

それと関連しますが、中高年が自己PRする場合、過去の実績にのみ固執してしまうという傾向があるようです。採用する側に「過去にこだわっている頭の固い人」と思われてしまっては、良い結果は望めませんよね。

そこでおすすめしたいのが、自己PRの欄に「チャレンジ精神」や「前向きな姿勢」を盛り込むことです。私の場合は、ちょうどある資格を取るための勉強をしていましたので、「現在、○○の資格を取るために鋭意勉強中です」と明記しました。

もちろん、その資格は仕事に生かせる種類のあるものでしたが、これは、面接の際にかなり詳しく質問されました。担当者がそれだけ興味を持ってくれたわけですね。

もう一つ、中高年の場合、求人を出している会社側は管理職としての、マネジメント能力を期待することが多いようです。

ですから、管理職の求人ならもちろん、そうでなくても前職で管理職を経験した人は、その経歴も自己PRに盛り込んで、マネジメント能力をアピールするといいと思いますよ。

以上、私の経験を踏まえて、お話ししてきました。簡単にまとめておきましょう。

中高年の就活での自己PRの書き方としては、「経験と実績を中心にアピールする」「自慢話にならないように客観的で冷静な表現を心がける」「過去にばかり固執することなく、前向きな姿勢も盛り込む」「マネジメント能力をアピールする」というのが、ポイントになります。

成功をお祈りしています。