就活をしていると、いろいろな疑問が頭に浮かびますが、その一つが「自己PRと学生時代頑張ったことの違いがわからない。同じなのだろうか?」というものですよね。
あなただけではなく今現在この時点で、多くの就活生が同じ疑問を感じているに違いありません。私自身も、かつて同じ疑問を抱いたことがあります。
その時に、人からアドバイスされたこととを踏まえて、私なりに説明しますね。わかりやすく話をするために、「学生時代頑張ったこと」の方から説明しましょう。
これは、文字通りに解釈すればいいのですから、比較的わかりやすいんじゃないでしょうか「学生時代に頑張ったこと具体的に書けばいい」のです。
ポイントは、「その頑張ったことから何を学んだのか。どんな能力を身に着けたか。それを社会に出てどう生かせると考えているのか」を押さえることです。
単に「部活を頑張りました」というだけでは、企業の担当者から「だから?」と突っ込まれてしまいますよね。
「こういう部活で、こういうポジションで、このように頑張りました。その経験は御社のこういう仕事で必ず活かせると考えています」といった説明ができて初めて、説得力が生まれるわけです。
これは「学生時代に頑張ったこと」だけではありません。
就活というのは、つまり、自分を企業側に売り込むわけですよね。「自分はこんな有益な人材です」とセールスして、相手に買ってもらうのが就活の目的です。
ですから、就活におけるすべての自己プレゼンは、「企業側は何を求めているか」を考えた上でする必要があるんですよね。
さて、では「自己PR」と「学生時代に頑張ったこと」がどう違うのかについて、お話ししますね。まったく別のものというわけではありません。
学生時代に頑張って学んだり身に着けたつけたことや、経験から得たものは、立派な自己PRになります。
しかし、自己PRは必ずしも学生時代に頑張ったことでなくてもいいわけですよね。たとえば、「持って生まれた性格が、御社の仕事とマッチする」というアピールは、学生時代に頑張ったこととは関係ありません。
「こういう性格だったから、こんなことで頑張れた」という説明をすることもあるでしょう。この説明は、持って「生まれた性格」を「強み」とした自己PRになるわけです。
たとえば、帰国子女で外国語に堪能な人は、学生時代に頑張って語学を学んだわけではありませんよね。けれど、その語学力はまちがいなく「強み」であり、自己PRで前面に押すべきポイントになります。
この場合は「頑張ったこと」ではなく「生い立ち」が、自己PRでのウリになるわけですね。
おわかりいただけたでしょうか?まず、学生時代に頑張ったことを押さえた上で、それも含めて自己PRを考えると、やりやすいと思いますよ。参考にしてみてくださいね。