転職をお考えの皆様の中で、履歴書や面接の際にご自分の自己PRをどういう内容で書けばいいのか迷っておられる方が多い様です。そんなあなたに少しアドバイスをさせて頂きます。
何事にも優先順位というものがあります。つまり順番です。履歴書で言えば文字を書くスペースが小さいので文字数に限りがありますから、もったいぶった言い方をできる空間がありません。
ですから、最も言いたい事を短くまとめる必要があります。これが優先順位です。「最も言いたい事」です。
面接で言えば、面接官から質問を受ける時間というのは短い時間です。つまり時間的な制約が大きいですよね。
ですから、なるべく早く最も言いたい事を話すべきなんです。つまり「最も言いたい事」です。履歴書でも、面接でも、優先順位は貴方自身が「最も言いたい事」を書き、話すべきなんです。これが鉄則です。
では、「最も言いたい事」って何かという事です。
それはあなたしか知りません。あなたについて聞かれているのですから、あなたしかわからないのです。ですから、あなた自身はちゃんと自らの「最も言いたい事」がわかっているはずなんです。
それがわからないというのであれば、社会人失格です。自分の事さえわからない人が、他人や他社についてどうやって理解できるのでしょうか?
分析能力が無いということなんですから、明らかに社会人としては問題です。一方で、わかっているのにわかっていないふりをしている場合もありますね。
もう少しわかり易く言うと、謙虚すぎる性格なんです。良い所があることがわかっているのに、それを自らの口で言ったら僭越だとか、かっこ悪いと考えている方々です。
確かに、日常生活の中であれば、他人様から聞かれてもいないのに自分の長所をべらべら口にする人はどうかと思います。しかし、転職の履歴書であり面接の場なんですから、あなた自身が口にしない限り、誰も助けてくれないのです。
つまり自分で話すしか方法がないんです。ですから、謙虚な性格をこの場だけはちょっと変えて強引に言ってみましょう。
あなたが再就職をしたいと思って応募している会社は、あなたの事が知りたいのです。知りたいのですから、きちんと知らせてあげなければ、願いは叶いません。
先方は素のあなたを知りたいのです。背伸びする必要は無いのです。だって背伸びしたって面接官は見抜いてしまいますから逆効果です。
ありのまま、等身大のあなたを見せる事です。そうはいっても社会人として再就職申し込みですから、先方がメリットを感じる内容でなければ願いは叶いません。
つまり業務的に必要な能力や経験があるのかどうかという点です。それは、数値実績や資格に限りません。人を和ませる能力だってれっきとした能力です。
部下や後輩のめんどうをよくみていることだってれっきとした組織内能力です。ですから、素朴なことでも何でもいいので、あなたが誇れる社会人としての「最も言いたい事」を伝えれば良いのです。
ご参考になったら嬉しいです。