就活例文

私は、柔軟性を強みにしています。この力は、家庭教師のアルバイトで2年間継続して発揮しました。はじめは、マニュアル通り、学校の授業と並行させた指導を6か月行いました。しかし、自宅での学習習慣が身につかず、テストで結果がでませんでした。そこで、生徒や保護者の方、派遣会社の方と、積極的にコミュニケーションを取りました。これは、生徒の苦手な部分の理解はもちろん、生徒の性格や生活習慣など、勉強以外の側面も知るためです。そして、生徒に合った勉強法や、自宅での学習計画を自ら提案しました。具体的には、指導時間外に行う宿題プリントを毎回作り、同内容について毎回の授業で確認テストを行いました。成績を上げる、という使命感のもと、自身の提案した方法に自信を持ち、継続しました。すると、1年後の定期テストで、5教科合計点が150点もアップしました。以上のように、壁にぶつかっても柔軟に対応できることが私の強みです。御社でもこの力を十分に発揮し、困難に立ち向かった時にも柔軟な対応をして、結果を残したいです。

「壁にぶつかっても柔軟に対応できる」というのが一番伝えたいセールスポイントとは思いますが、エピソード内容に壁らしき内容がないですね。

アピール内容とエピソード内容は必ず一致させるよう意識してください。

自己PRはこうやって作れば簡単にできる!

転職例文

私は、これまで、事務職やアポインター、システム、介護、ピアノ講師など、多方面で仕事を行ってきました。一時期に、ニーズに応じて、掛け持ちで行っていたこともあります。事務職では、最初、会社を立ち上げるためのスタッフとして入社したのですが、経理の仕事の合間に、設計の仕事も対応するようになり、時間がある時には、現場周りの仕事も行ってきました。システムでは、自分だけでパソコン作業を行う仕事かと思っていたのですが、それを指導する側にもなるように対応してきたこともあります。介護では、利用者の希望に応じて、身体から家事まで対応するようにしてきました。どこの仕事も、始め行っていたことからスライドして、変更が生じたり、新たな分野への幅を広げて、仕事を行う必要が生じてくることは多いと思いますので、そうした変化にも、柔軟に対応していけるように、自分をいつも整えておきたいと思っています。

前職などで培ってきた柔軟性を、転職先の仕事のどういう部分で活かせるのか?を書かないとダメですね。

自己PRは「御社に◯◯で貢献できます!」と伝えることが重要です。それを忘れてはダメですよ。

自己PRはこうやって作れば簡単にできる!

柔軟性をアピールする上で大切なこと

①エピソードの選び方が大切

新卒の就活において、柔軟性をアピールポイントにする場合には、どういった点に気を付ければ良いのでしょうか?

柔軟性というのは、就活の自己PRでは十分使える題材だとは思います。しかし、問題はどうやって自分の柔軟性を表現するか?ということです。

柔軟性を含んだエピソードをどうやって選ぶか?という点がとても大切になるのです。そこを間違えないようにしてほしいのです。

柔軟性を効果的に伝えていくには、どういった話でも良いわけではないということは覚えておきましょう。

②困難を解決するために柔軟な姿勢を必要としたエピソードを選ぼう

柔軟性のエピソードの選び方のポイントとしては、自分が何らかの困難にぶつかったときに、その困難を克服する手段として柔軟性を発揮した。

または、柔軟性を発揮しないと困難を解決できなかったというエピソードを持ってくるといいです。

柔軟性という能力がいかに必要か?その能力を自分がいかに持っているか?というのが採用担当者に伝わることが大切ですからね。

例えば、サークルで文化祭に向けてイベントを企画していたが、当初の予定よりも早く仕上げないといけなくなってしまったというときに、当初と比べて短くなった残り時間の中で、柔軟性を発揮していかに本番までにイベントを問題ない状態まで仕上げられたか?といったことを書くといいでしょう。

③その柔軟性を仕事にどう生かしていくか?という部分も付け加えよう

柔軟性の自己PRの考え方においては、過去のエピソードで自分の柔軟性という能力がいかに優れているのか?ということを伝えるわけですが、それに加えて、その柔軟性を生かして仕事においてどういう活躍をしていけるか?ということも書くといいでしょう。

仕事においても柔軟性は必要ですし、柔軟性を生かせる機会はあるはずです。だから、そういうことも話せるとより企業から評価されすよ。

まとめ

柔軟性を自己PRの題材にすることは問題ないですし、それでちゃんと企業から評価されるようなものを作ることはできます。

しかし、エピソードの選び方が特に重要ですし、自分の柔軟性について紹介するだけではなくて、自分の柔軟性が仕事においてどう生きるのか?

具体的な場面でそれ伝えることで、より採用担当者に評価されるので、是非意識してください。